高断熱 高気密 って?

住宅の高断熱
断熱性能とは温度の移動をせき止めする性能のことです。
住宅を高断熱にすれば冷暖房費の節約につながります。
 
住宅の高気密
隙間を減らして気密性を高めることです。
高断熱住宅にするなら当然高気密住宅になります。

高断熱は温度の移動をせき止める。高気密は隙間を減らす。
ということは、室内の空気を外に出さない、または、外からの空気を取り入れないと解釈しました。計画換気などで多少の換気はすると思いますが、空気の循環がされないままの質の悪い空気が室内にはあると思います。先日、先生に見せていただいた、教室内の温度上昇と二酸化炭素のグラフのように、これでは環境に本当によいのかわかりません。また計画換気によって、風呂場やトイレなどが冷えてしまっては高断熱高気密の意味が薄れているとも思います。
下記についてまた調べたいと思います。

省エネ先進国・スウェーデンに、暖房設備なしで真冬でも心地よく暮らせる住宅が誕生して話題を集めています。生みの親は建築家ハンス・エークさん。厚さ40cmの断熱材で家を包み込む「外断熱」と開口部の3層ガラスなどがその秘密です。暖房器具を使わなくても真冬でも室内は21℃を維持するというから驚きですね。

ドイツのフライブルク市ソーラーハウスヘリオトロープ」があります。特色は円筒形の建物の半分が三重の断熱ガラス、半分が高断熱の壁で、太陽に合わせて360度回転すること。暖房を必要とする時にはガラス面が太陽に向き、暑い日はその反対。暖房費はドイツ平均の8分の1に抑えられるそうです。

オランダで大規模に進められているのが、環境にやさしい住宅団地「エコロニア」です。「省エネ」は重要なテーマの一つですが、様々な取り組みで消費エネルギー量は一般住宅の約60%に抑えられているとか。また、「リサイクル」も主要なテーマで、建材は200年先に解体した際にも有効活用できるオーガニック材などが条件になっています。

カナダの「R-2000住宅」は世界最高水準の省エネ住宅として有名ですが、さらに熱損失を抑えた次世代住宅「アドバンストハウス」のプログラムが進行中です。高断熱仕様や高密度の断熱システム等により、全エネルギー消費量は一般住宅の3分の1から4分の1に、「R-2000住宅」と比べても約半分で済むといわれています。